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難病にかかった30代男性のその後

難病にかかった30代男性がその後の生活をどう生きていったかを記録するものです。日常生活で感じたこと等を発信していきます。

入院生活で感じたこと

 入院生活で感じたこと

 前の記事で少し触れましたが、今日は入院生活で感じたことについて書きます。

 私は約一ヶ月ほど入院しており、大部屋でずっと過ごしていました。そのため、一ヶ月の間に様々な人が入院・退院をしており、いろんな人を見る機会がありました。自分から話しかけるようなことはしないタイプの人間のため、実際にコミュニケーションを取ったわけではありませんが、そこにいるだけでもいろんな人がいることを実感しました。一例を挙げると以下のような人達です。

  • 何の商売をしているかわからない人
  • ご飯の食べ方が美しくない人
  • 入院中ひたすらテレビを見続けている人
  • ため息をつき続けている人
  • 大部屋で大声で電話する人
  • 自分はもう大丈夫だから、早く仕事に戻りたいと言い続ける人
  • 違う看護師さんが来るたびに同じ話をし続ける人
  • 当日入院したためか、郵便局に止めてきた自転車を心配だと言い続ける人
  • 自分の思い通りにいかないと急に不機嫌になる人
  • 周りの目が気になるのか、いい人を演じる人
  • 他人の咳が気になるのか、その度に舌打ちをする人
  • 奥さんが見舞いに来るのを楽しみにしている人
  • 見舞いに来た母親をむげに扱う人

 

 どうしても、同じ部屋にいると他人の言動や行動、自分と違う部分が気になり、目立ってしまい、いいなぁ~と思うことは少ないのかもしれません。

 その中でも、あくまでも全体的な傾向ですが、年を取った人達より、若い人達の方が、マナーがしっかりしているなぁと感じました。これは皆さんも公共の場、電車の中等で感じたことがあるかもしれません。そして、若い人、20代前半の人でもしっかりと先生、看護師さんの言うことを理解し、自分が今後どういう行動を取ればいいのかを判断できる人がいました。

 これは私個人的には非常にうれしい気持ちになり、これからの日本を担っていく人達の中にこういう人がいると思えたことは頼もしく、思いました。

 

 その一方で、けっこう若い人達もいろいろな病気にかかり、入院をしなければならない体になっている人がいること、そして、働き盛りの私の代やその上の40代、50代の人達も入院していること、以上の状況から、日本全体的に決して健康ではないと感じました。

 そして、今までの自身の生活を振り返ってみると、朝から夜遅くまで仕事をしている会社、深夜まで営業している居酒屋、24時間営業のコンビニ、深夜走っているタクシー、これらに関係する人達は人間が本来持っている生活リズムとは大きくかけ離れた生活をしています。それに慣れてしまっている人もいるのでしょうが、健康にいいことではないと思います。

 こうい人達が自身の身を削り、病気にかかり、入院してくるのではないかとさえ思えるほどです。さらに、そういった入院患者を治療する病院の先生、看護する看護師さん、この人達も健康的な生活をしているとは思えないのです。

 

 では、病気にかかり、入院してくる人達が自身の身を削り、社会に提供しているものは何でしょう?本当に必要なサービスなのでしょうか?もちろん必要なものもあるでしょうが、すべてが必要なものとは思えないのです。

 ちょっとしたみんなのわがままをかなえるために、社会が提供しているものはないでしょうか。例を挙げると、一昔前は、正月の1月1日は、どの店もスーパーも休みではありませんでしたか?今では正月に営業していることがだんだんと当たり前になってきました。それは利用する側にとっては便利なことだし、店が開いていると安心感もありますが、それだけのために、営業する必要があるのでしょうか。前もって計画的に購入しておくものはしておけば、いいだけだと思います。

 そして、休める時にはみんなして、休む。働くときはみんなして働く、そうすれば、みんなが少しでも健康的な生活ができるのではないかと思います。

 

 そんなことしたら、日本の経済は破綻する、今までの豊かな生活はおくれないという声が聞こえてきそうです。今までの生活と同じようにおくることは難しいかもしれません。同じ収入を得ることもできないかもしれません。しかし、少なくとも精神的、身体的な豊かさは今まで以上に得られる可能性は高いと思っています。

 社会全体として、どういう方向に向かうのが望ましいのか、私にははっきりした答えはありません。しかし、考える価値のあることだと思います。そして、私だけではなく、みなさんも考えてみてもらえれば、幸いです。休日のちょっとした空いた時間に自身に問いかけてみてください。今のこのままの生活を続けることは本当に自分が望んでいた生活なのか、そうでないならば、自分はこれから、何をしていけばいいのだろうかと。

 

 そんなまじめなことを自分に問いかける時間があってもいいと思います。