難病にかかった30代男性のその後

難病にかかった30代男性がその後の生活をどう生きていったかを記録するものです。日常生活で感じたこと等を発信していきます。

自分がどんな人間かわかる旅

  今日は、私がお薦めする自分という人間がどんな人間なのかがわかる旅の方法について、ご紹介したいと思います。

 なぜ、これを紹介するかというと、最近読んだ本、以下の本が非常に良かったこと、この本に書いてあることだけではなく、これにプラスすればもっと自分という人間がわかる方法があり、皆さんが実施すれば、今後の人生をより良く、自分らしく生きていくことができると思ったからです。

 

価値ある自分に出会う20の質問  「自分ダイヤモンド」の見つけ方

価値ある自分に出会う20の質問 「自分ダイヤモンド」の見つけ方

  • 作者: 豊田祐輔,元気が出る本」出版部
  • 出版社/メーカー: 現代書林
  • 発売日: 2016/10/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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 この本に書いてある20の質問に正直に答えていくだけで、自分という人間に対する理解が深まり、多くの気づきを与えてくれます。ただ、この20の質問に答えるだけではなく、過去に私がした、あることを実際にすれば、さらに面白いのではないかと思い、紹介させていただきます。

 それは、自分が育ってきた場所を育った順番に訪問することです。

 

 何をするのかというと、その言葉の通り、自分が生まれた場所、幼稚園から小学校、中学校、高校、大学と順番に住んでいた家、よく行っていた場所等を訪問するのです。なんだ、そんなことかと思った方もいると思いますが、その際に守ってほしいルールがあります。

  • 親等に場所に関する情報を聞かない。
  • スマホ等の検索機能を使わない。
  • 自身の記憶のみを頼りに訪問する。
  • ただ、訪問するだけでなく、その時の自分はどんな自分だったか、どんな良い思い出、悪い思い出があったかを思い出す。
  • そのときの自分と今の自分を比較する。
  • なぜ、変わってしまったのかを考える。

 これを実施することで、過去の自分と今の自分、そして、自分はどう性格や考え方が変わっていったのか、そして、変わった要因は何だったのかが明確になるのです。

 

 さらに、本当の自分はいったいどんな人間だったのか、そして、過去の自分と今の自分から、今後はどんな自分でありたいのか、どう生きていくのが心地良いのか、がわかり、本当の意味での幸せが見つけることができます。また、自分が生まれてきた意味、使命、家族や仕事への想いも変わってくると想います。

 少し大げさと思うかもしれませんが、一つでも気づきが得られれば、これはする価値があると思いますし、是非してもらいたいです。

 

 ここまで、読んで興味が湧いた方は、以下に私が実施した方法や得られた気づきを示しますので、参考にしてください。ほとんど引っ越しを経験しておらず、今も実家にいる方にとっては、日常かもしれませんが・・・

  

 ①生まれた場所に行く

 まず、最初は、生まれた場所です。生まれた土地ではありません。この世に生を受けた場所です。ほとんどの方は産婦人科等の病院かと想います。

 私はこの病院の名前を覚えていませんでした。さらに、正確な場所も憶えておらず、たしかあの通り沿いにあったはず、程度の記憶しかなく、けっこう歩いて、探したのですが、結局、その場所は見つけられませんでした。

 

 ②生まれてすぐの家に行く

 次に、生まれた後すぐに住んでいた家を探しました。これは、小学校2年生までそこに住んでいたので、さすがに見つかりました。

 当時はマンションに住んでいたのですが、よくその駐車場で野球をして遊んでいた記憶がよみがえりました。

 そして、そういえば、○○君という仲が良い友達がいたな~、そしてその子には弟がいて、やんちゃな子だったな~、マンションの同世代の子供と遊んでいたけど、けっこう仲間はずれにされたこともあったな~、あのときから、臆病者で、人に嫌われるのがイヤだったんだ。

 そんなことを思い出しました。

 

 ③次の大きなイベント(私の場合は幼稚園に通う)

 次は自分が通っていた幼稚園を見つけ、そこでも毎日よく遊んでいて、特に竹馬、縄跳びが好きだったこと、誰か忘れてしまったけど、うんちを漏らした子がいたこと、自分は絶対に漏らさないと誓ったこと等を思い出しました(笑)

 

 ④さらに次の大きなイベント(私の場合は小学校に通う)

 次に、小学校2年生まで通っていた小学校に行きました。住んでいた家から、毎日のように通っていたはずの道ですが、以外と憶えていないものです。少し迷いながらもたどり着きました。一目見た瞬間の感想は、グランド狭い!当時はもっと大きいと思っていましたが、大人になって改めて見ると狭いな~、そう言えば、運動会では、たしかにグランドを斜めに走ってたな~等、たわいもないことを思い出しました。

 

 ⑤順次、次の大きなイベントがあった場所に行く(私の場合は引っ越し)

 小学校3年生になる時に引っ越しをしましたので、その家に行きました。ここは一軒家でしたが、まだ残っており、買っていた犬が脱走して、よく逃げていた家の裏の雑木林にマンションが出来ていたり、小学校は今や、もう普通に入れなくなっていたり、と時代が変わっていることに気づかされました。

 でも、小学校の時は、バスケが大好きで、バスケ以外にもドッジボール、サッカー、キックベース等の球技が好きだったこと、ボールが暗くなって見えなくなるまで遊んでいたこと、好きなことにはとことん夢中になれ、大胆になれていた自分がいたこと、あのときは、好きなことであれば、積極的に行動できていたこと等気づくことがたくさんありました。

 

 この先は思春期に入り、非常に長くなりますし、かなりプライベートなことになるので、詳しくは書きませんが、以下のようなことに気づくことができました。

  • 嫌いな先生がいて、その人のしたことがきっかけで、一度嫌った人を許せない自分になってしまったのではないか。
  • 親とケンカをして、あの時言われた一言が今でも心のどこかに残っていて、積極的になれない自分になったのではないか。
  • あの時、塾の先生に言われた一言があったおかげで、勉強するのが楽しくなって、数学が好きになって、理系に進もうと決めた。
  • あの時したことで、お礼を言われたことがうれしくて、人のために何かするのが好きになり、今の職業を選択する一つの判断基準になっていたのかもしれない。

 等々、いろいろと今まで忘れていたけど、かなり今の自分を形作っている出来事がたくさんあり、非常に多くの気づきを与えてくれました。

 

 皆さんにも是非してもらいたいです。自分がどんな人間かが、より深くわかり、本当の自分に出会える、またとない機会になると思います。

 

 それでは、皆さんが少しでも良い一日を過ごせるように。